メタル製の写真フレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
透し彫りのフレーム部には線刻が施されており、上部のエンブレムにT・E・Cと刻まれております。
フレーム部は金属製で同素材の裏蓋は、下部からスライドして装着する仕様となり、蓋に本来装着されていたスタンドが失われておりますが、裏側の上部に丸管がついておりますので壁掛けは可能です。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、塗装が剥がれていたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
メタルプレートのリボンモチーフ丸フレーム。
フレーム部は金属製で薄い鉄板をプレス加工して立体的に作られ、はめ込み式の裏蓋が装着されております。
フレームにはリボンと花、ローリエのモチーフが施されており小さいながらも手の込んだデザインです。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、塗装が剥がれていたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
スタンド及び紐を通す管が裏側についておりますので、壁掛けも可能です。
また、付属のガラス板は目だ立たない小さな傷があり、縁のカット部がギザギザしておりますのでお取り扱いにご注意ください。
メタルプレートのリーフモチーフフレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
フレーム部は金属製で薄い鉄板をプレス加工して立体的に作られております。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、変色していたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
本体裏部に裏蓋をとめるための爪がございますが、折れる可能性がございますので動かさないほうが良いかもしれません。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
メタルプレートのリボンモチーフフレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
フレーム部は金属製で薄い鉄板をプレス加工して立体的に作られ、紙製の裏蓋が装着されております。
兄弟の写真はオリジナルと思われ、リボンのモチーフと相まってとても愛らしいです。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、塗装が剥がれていたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
本体と紙蓋を止めている爪部は折れ目が弱っているため開閉はできませんが、裏面の上部の隙間より写真とガラス板を取り出す事は可能ですので、お好きな写真や絵に入れ替える事は可能です。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
ナポレオン3世スタイルの楕円型ボンベガラス付きフレーム。
ボンベガラス(verre bombé)はドーム状の膨らんだガラスで、このフレームが本来写真や絵ではなく、立体物(レリーフなどの彫刻/ドライフラワーetc)を収めていたことがわかります。
フレーム部は木製で波型の模様が刻まれ、漆黒の塗装が施されております。
塗装はオリジナルも黒色ではありますが、後年に再塗装されたようで、ややツヤのある仕上がりになっておりますが、色ムラなどはなく丁寧に仕上げられております。
フレーム部に亀裂が数箇所見られますが、表面のみで裏側にはとどいておりませんので、すぐに壊れてしまうというような事はございません。
ガラス部は購入時より本体に釘で軽く留められておりますが簡単に取り外すことができ、ガラス表面に細かな傷はございますが、ヒビや亀裂などはございません。
裏面の上部に壁掛け用のオリジナルのフックが付いております。
購入時より裏側についていた封の紙片はそのままの状態でのお渡しとなります。
裏面に釘や虫食い穴の跡がございます。
ナポレオン3世スタイルの楕円型フレーム。
フレーム部は木製で波型の模様が刻まれ、漆黒の塗装が施されております。
フレーム部に亀裂が数箇所見られますが、表面のみで裏側にはとどいておりませんので、すぐに壊れてしまうというような事はございません。
ガラス板は購入時より本体に釘で軽く留められておりますが簡単に取り外すことができ、ガラス表面に細かな傷はございますが、ヒビや亀裂などはございません。
裏側の溝は四角と丸に掘られており、工夫が施されております。
購入時より裏側についていた封の紙片はそのままの状態でのお渡しとなります。
裏面に釘や虫食い穴の跡がございます。
ギリシャ神話に登場する半馬半魚の幻獣であるHIPPOCAMPUSモチーフのフォトフレーム。
BOIS DURUCIと呼ばれる、天然の樹液を高圧高温にて固めた素材製となります。
波の様なうねるボディに、鱗の一枚一枚も丁寧に表現された尾っぽが、フレームに絡み付くように半周を描き、幻想的でありながらも漆黒のややマット感のあるツヤにより落ち着いた印象となります。
これまで扱ってきたBOIS DURUCIのフレームの中でも突出したテーマとデザイン性で、以前同じものを1度取り扱いいたしましたが、滅多にお目にかかれない得意なモチーフで稀な逸品となります。
経年の変化による小傷や微妙な反り、スタンド/オリジナルのガラス板の欠如等はございますが、本体に関しては大きな傷や欠けはなく大変良好な状態です。
右側のうねりにあたり傷がございます。※写真をご参照ください。
壁掛け用のオリジナルのリングが付属しておりますが、フレームのバランスが左右で異なるため、若干傾きます。
壁面に飾る際は裏側に両面テープや壁面を傷つけない粘着剤などで傾きを調整してください。
オリジナルのガラス板は失われていたため、高品質の2mm厚のアクリル板を新調致しましたので、こちらをお付け致します。
裏蓋を固定するための3箇所の金具のうち最下部の先端が折れておりますが、固定することは可能で固定する金具のネジが若干緩んでおりますので(閉めることは出来ません)不安な場合はテープなどで固定することをお勧めいたします。
撮影用にフレーム内に白い紙/ポストカードを入れましたが、こちらは付属致しませんのでご了承くださいませ。
ゴム科の木の樹液を固めて作られた素材'BOIS DURCI’のフレーム。
トップのメダル部分を取り巻く星や株の鷲のディテールがやや男性っぽい印象でキリッとした雰囲気。
トップのメダル装飾より繋がるガーランド、下部の壺型の装飾など、細かなディテールが美しく配されております。
全体のバランスも良く端正なフォルムです。
上部のメダルのようなディテールの下部に小さな穴が空いておりましたが補修して埋めております。
これは裏蓋のネジを取り替えた際に起きた損傷のようで、裏側のネジ周りも大きくかけておりますが、
蓋のおかげで見えることはありません。
また、正面の下部、鷲のディテールの右側の少し下に擦り傷がございますが、他に大きな損傷等はなく、
全体的には良い保存状態です。
ガラス板は面取りされたものが付属されておりますが、オリジナルではないようです。
若干の擦り傷が入っておりますが目立ちません。
スタンド、壁掛け用のリングは問題なく機能いたします。
ダゲレオタイプの写真が収められた装飾の美しい額。
銀メッキした銅板に像を写しとる初期の写真技術であるダゲレオタイプは、ポジとネガが一緒になっているため、複製ができずに現物の1点しか存在しません。
肖像絵画に変わって登場した写真により、当時の貴族や富裕層がこぞって撮影に臨んだようです。
比較的1人で写っている写真が多い中で女性2人というは少し珍しい構図かと思います。
姉妹または母子でしょうか?、少女の方は機嫌が良くなかったのかしかめっ面ですが、お澄まし顔より愛嬌があっていいかもです。
そして、よく見るとこの写真にはピアスやネックレスなど、アクセサリーに金彩が施されていて、銀板状で怪しく光り輝きミステリアスな雰囲気を醸し出しております。
当然、これらの加工にも手間賃がかかっていたと思われますので、写真自体も一部の富裕層の特権であったことを考えると、写真の人物もそれなりの地位の方であったと推測されます。
花の装飾が入った額もひび割れなどが見られますが、大変美しい雰囲気でモデルの女性たちをひきたてております。
※額にヒビや小さな欠けがございますが、このまま飾っていただくには問題ない程度の損傷です。
BUIS(ビュイ/柘植)製のナポレオン3製時代のフレーム。
日本では櫛や将棋の駒などの工芸品の材料として古来より親しまれてきた柘植(フランス語でBUIS)製のフレームは、当時の最先端の技術として、貴族や中産階級に人気を博した肖像写真を収めるためのもの。
BUISは丈夫で狂いが少なく、美しい色合いから古代ギリシャではピュクシス(箱)の材料として使われ、西洋ではチェスの駒や楽器に使われてきました。
複雑な形状の外枠は、正確にカットが施された複数の山をもつ材料を幾つか組み合わせて貼り合わせております。
ナポレオン3製時代のスタイルものでありながら、当時はやった黒い意匠ではなく、柘植の自然な色目は新鮮な印象をもたらします。
内側の丸い枠は別添えとなっており、裏蓋(こちらはマホガニーと思われます)を下にスライドして写真を収める仕様となります。
スタンドが失われおりますが、残っている金具に紐などを取り付けていただき、壁にかけて飾ることが可能です。
ごく僅かな欠けがフレーム下部の左側の山に縁に1箇所、右下の内側角に1箇所ございますが、ほとんど目立ちません。
BOIS DURCIのフレーム。
BOIS DURCIはゴム科の木の樹液と牛の血などを混ぜて、高温高圧にて圧縮成形されて作られております。
1800年代初期に登場した写真技術により、それまでの油絵の肖像画から、銀の板に姿を映し出すdaguerreotypeの写真が富裕層の間に広まりました。
その写真を飾るためにBOIS DURCIの写真ケースやフレームが作られるようになりました。
こちらのフレームにも当時は貴婦人の写真やミニアチュールなどが収められていた事でしょう。
BOIS DURCI製の外枠と、真鍮製の内枠とのコンビネーションがシック。
オリジナルのガラス板が失われており、壁に飾るためのリングもございません。
フレームには製造元と思われるH,F,V,A,PARISのマークがエンボスにて入っております。
BOIS DURCIのフレーム。
BOIS DURCIはゴム科の木の樹液と牛の血などを混ぜて、高温高圧にて圧縮成形されて作られております。
1800年代初期に登場した写真技術により、それまでの油絵の肖像画から、銀の板に姿を映し出すdaguerreotypeの写真が富裕層の間に広まりました。
その写真を飾るためにBOIS DURCIの写真ケースやフレームが作られるようになりました。
こちらのフレームにも当時は貴婦人の写真やミニアチュールなどが収められていた事でしょう。
BOIS DURCI製の外枠と、真鍮製の内枠とのコンビネーションがシック。
ドーム状のガラス板、リング共に付属しており欠けやヒビなどはなく、完璧に近いコンディションです。
また、フレーム裏側には製造元と思われるH,F,V,A,PARISそして、クラウンとVのマークがエンボスにて入っております。
オールドローズとアイビーモチーフのフレーム。
ゴム科の樹液と雄牛の血などを混ぜ、高温高圧にて圧縮成形した素材"BOIS DURCI"製によるナポレオン3世時代のものとなります。
フレームの周囲は木で組まれた垣根にアイビーが絡みつく様子がダイナミック且つエレガントに表現され、トップには一輪のオールドローズがポイントに据えられております。
製作された当時は発明されたばかりの写真技術"ダゲレオタイプ"の肖像画を飾る目的として使われておりましたが、植物モチーフのデザインは鳥や昆虫などの版画などを納めてもさまになることでしょう。
※裏蓋、当時のオリジナルのドーム型のガラス板は付属しており問題なく機能いたします。
また、スタンド/壁にかけるための丸カンも問題なく機能いたします。
※フレーム右下の木をつなぎ合わせているようにデザインされている釘のような突起部、と最下部の足元
にわずかな欠けがございます。
イルカモチーフのBOIS DURCI製によるフォトフレーム。
ゴム科の樹液と雄牛の血などを混ぜ、高温高圧にて圧縮成形した素材"BOIS DURCI"製によるナポレオン3世時代のものとなります。
神殿のごとく両サイドに配されたコラムとトップのメダルは古代ローマの建築を思わせるようなスタイルで構成され、下部のプレートの周囲をガーランドを咥えたイルカのモチーフが飾られております。
神話の神、アポローンはイルカに姿を変えたということから、アポローンの神殿をイメージしたのでしょうか。
アポローンに追い詰められたダフネーが、月桂樹に変身しアポローンの頭上にその枝でできた冠を授けたという故事から、コラムを飾る枝は月桂樹かもしれません。
装飾的でありながらも、バランス良く配されたモチーフの構成と漆黒の単色のため華美になりすぎないのはナポレオン3世時代のスタイルならでは。
オリジナルのドーム状のガラス板、および裏蓋とスタンド、壁に掛ける為のリングも健在で保存状態も申し分ございません。
※ガラス板の隅に小さなチップ、本体の下部に釘の跡がございますが、目立たず雰囲気を損ねるほどではございません。
ダゲレオタイプによる貴婦人の写真が収められたBois durciのフレーム。
銀メッキを施した銅板を用いた世界初の実用写真技法ダゲレオタイプ (daguerréotype)は、1839年に画家として活躍していたルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre)により発明されました。
ダゲレオタイプの写真は、銀板にポジティブ画像をダイレクトに写すため、撮られた写真はこの世に1枚しか存在しません。
新しい時代の到来を告げるこの画期的な発明は、フランス政府の擁護と支持により急速にヨーロッパから世界中へと広まり、特に知識人や富裕層の間でそれまで画家の役割であった肖像画の制作から、肖像写真を撮ることがステイタスとなりました。
これらの肖像写真は、同時期に発明されたBois durciを用いた専用の写真ケースやフレームに収められ、邸宅のサロンを彩る住人の一つとなったのです。
フランスが芸術/文化において急速に発展し世界をリードしていたナポレオン3世が治世するこの時代に、運命的な出会いによる、2つに発明が融合したというのは大変興味深いものです。
丸い窓に収められた女性の写真は画像が薄く、光の加減により見づらくなっておりますが、鏡の世界を覗いているかのようでミステリアスな雰囲気がございます。
フレームへの損傷はほどんど見られず、大変良い保存状態です。
ガラス板は当時のオリジナルの僅かにドーム状になったものとなります。
壁掛けのリングが付属しており問題なく機能いたしますが、スタンドのストッパーが失われておりますので、脚が大きく開いてしまいます。
※ガラスや大理石などの天板上でなければスタンドは止まります。
ダゲレオタイプによる紳士の写真が収められたBois durciのフレーム。
銀メッキを施した銅板を用いた世界初の実用写真技法ダゲレオタイプ (daguerréotype)は、1839年に画家として活躍していたルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre)により発明されました。
ダゲレオタイプの写真は、銀板にポジティブ画像をダイレクトに写すため、撮られた写真はこの世に1枚しか存在しません。
新しい時代の到来を告げるこの画期的な発明は、フランス政府の擁護と支持により急速にヨーロッパから世界中へと広まり、特に知識人や富裕層の間でそれまで画家の役割であった肖像画の制作から、肖像写真を撮ることがステイタスとなりました。
これらの肖像写真は、同時期に発明されたBois durciを用いた専用の写真ケースやフレームに収められ、邸宅のサロンを彩る住人の一つとなったのです。
フランスが芸術/文化において急速に発展し世界をリードしていたナポレオン3世が治世するこの時代に、運命的な出会いによる、2つに発明が融合したというのは大変興味深いものです。
男性の画像ははっきりとしておりますが、経年の変化によるダメージがございます。
フレームへの損傷はほどんど見られず、大変良い保存状態です。
ガラス板はオリジナルではなく、古いもののようですが平たいガラス板で周囲が粗くカットされております。
壁掛けのリングが付属しており問題なく機能いたしますが、スタンドのストッパーが失われておりますので、脚が大きく開いてしまいます。
※ガラスや大理石などの天板上でなければスタンドは止まります。
Bois durci製葡萄モチーフフレーム。
繊細な葡萄のモチーフとバラの花、及びメダルがフレーム全体を取り巻き、アクセントとして金彩が施されております。
金彩はナポレオンⅢ世スタイルの代表的なスタイルでございますが、Bois durciでは珍しく、剥離もほとんどなく製作当時の姿とほぼ変わらずの状態であることは注目に値し、レアな一品と言えます。
茶色のボディーは大理石のような質感で、シックでありながらも、天然の樹脂ならではの柔らかな雰囲気はBois durciの素材感ならでは。
肖像画はもちろん、鏡を入れてお使いになられても良いでしょう。
フレーム左下の葡萄モチーフに僅かに擦り傷がございますが、他は目立つ傷や破損はなく、素晴らしい保存状態です。
オリジナルのドーム状のガラス板は健在ですが、角にチップがございます。
※フレームに収めますと見えない程度の損傷となります。
オリジナルの裏蓋のスタンドが欠損しておりますが、壁掛けとしての機能は問題ございません。
スタンドとしてお使いいただけるように、オリジナルで製作いたしましたので、同時にお付けいたします。
お写真をご参照くださいませ。
Bois durci製カーテンモチーフフレーム。
ダイナミックにうねる波のようなモチーフが全体を取り巻き、襞の質感が見事に表現されたカーテンが中央部から左側にかけて飾られております。
製作当時のオリジナルの黒に近い濃い茶色のボディーはしっとりとした艶を今もなお残しております。
フレームの所々に薔薇などの植物が添えられておりますが、甘くならずにシックな佇まいとなっているのは、Bois durciならではマチエールのなせる技。
オリジナルのガラス板が失われておりますので、高品質のアクリル板をご用意いたしました。
裏蓋は鉄製のため経年の変化によるサビが出ている箇所もございますが、スタンド/壁掛けのリングは共に健在で問題なく機能いたします。
上部の左右に小さな欠け、および右下のモチーフの先端に欠けがございますが、全体の雰囲気を損ねるほどではございません。
BOIS DURCIのフォトフレーム。
二人の天使が中央でメダイオンを掲げ、両サイドのコラムの頂上には左右で異なるモチーフのバスケット、フレーム全体をうねる植物モチーフが取り巻いており、様々なテイストが混在していながらも見事に調和しております。
四角いフォーマットに収まったバランスは、あらゆるタイプの写真や絵をひきたててくれますが、特にクラシカルなモチーフや動植物画などは雰囲気に合うことでしょう。
右下方部に製造時に出来た色が抜けている箇所と、当り傷が見られますが、他は大きな損傷はなく、150年程の時を経ていることを考えますと、大変良い状態となります。
メタル製のスタンドは経年の変化により錆びが出ている箇所がございます。
また、スタンドのストッパーが失われておりますので、脚が大きく広がってしまいますが、壁掛け用のリングは健在で問題なく機能いたします。
オリジナルのドーム状のガラス板の四隅に欠けがございますが、本体に収めると正面からは見えない程度の大きさとなります。
※欠けている部分での事故を防ぐために、鋭利な箇所を軽く研磨しております。
葡萄の葉モチーフのBOIS DURUCIのフレーム。
オーバルのボンベグラスと呼ばれる凸レンズのように膨らんだ、当時のオリジナルのガラス板が付属しており、裏蓋と壁掛け/スタンドの両用で使えるパーツも付属しております。
また、損傷や変色もなく、驚くほど保存状態のよい完品となります。
幹から伸びる葡萄の葉が、ぐるりと周囲を取り囲み、幹が脚となるデザインに加え、所どろろに配された蕾がアクセントとなっております。
葉脈や幹の部分の細かなディテールも忠実に再現され、大変美しい仕上がりは、型取りとはいえ、高い技術と丁寧な仕上げによるものであることを伺えます。
肖像画はもちろん、博物画や葡萄はキリストの血であるワインを想起させますので、宗教画などを飾られても良いでしょう。
※裏蓋は鉄製のため、経年により一部錆が出ておりますが、問題なくご使用いただけます。
※撮影のためにフレーム内に入れた紙は付属いたしません。
葡萄の葉モチーフのBOIS DURUCIのフレーム。
オーバルのボンベグラスと呼ばれる凸レンズのように膨らんだ、当時のオリジナルのガラス板が付属しており、裏蓋と壁掛け/スタンドの両用で使えるパーツも付属しております。
また、損傷や変色もなく、驚くほど保存状態のよい完品となります。
幹から伸びる葡萄の葉が、ぐるりと周囲を取り囲み、幹が脚となるデザインに加え、所どろろに配された蕾がアクセントとなっております。
葉脈や幹の部分の細かなディテールも忠実に再現され、大変美しい仕上がりは、型取りとはいえ、高い技術と丁寧な仕上げによるものであることを伺えます。
肖像画はもちろん、博物画や葡萄はキリストの血であるワインを想起させますので、宗教画などを飾られても良いでしょう。
※裏蓋は鉄製のため、経年により一部錆が出ておりますが、問題なくご使用いただけます。
※撮影のためにフレーム内に入れた紙は付属いたしません。
BOIS DURUCIのフォトフレーム。
天然の樹液と雄牛の血を混ぜて、高温高圧にて圧縮成形したBOIS DURUCIのフレームは、当時の富裕層の間で流行した新時代の記憶装置である写真の普及とともに、それらを飾る最良のアイテムとして、趣向を凝らしたデザインと美しいディテールで作られました。
当時の最先端の様式であるナポレオンⅢ世スタイルの豪華で優雅な意匠をふんだんに盛り込み、細かな部分にも妥協を許さぬ計算され尽くしたその姿は、どの角度から観ても溜息が漏れる程の出来映えです。
両サイドのコラムは古代ギリシャやローマのディテールにアラベスクをまとい、トップにはダイナミックなブリッジが中央のオーナメントへと繋がり、こぼれ落ちるエキゾチックな果物がフレームを取り囲んでおります。
また、左右対称に作られておりますが、この果物のディテールに限っては左右で違うものとなっている点は、作者の遊び心なのか大変魅力的に感じます。
美しいデザインである事もさることながら、当時のオリジナルのドーム状に盛り上がっているガラス板が現存し、裏蓋、立てかける為のスタンド、壁掛け用のリングが全て問題なく機能することにも驚きにあたいします。
フレーム本体に数カ所、150年の時を過ごす間に出来た小さな傷や金属製である裏蓋の一部に錆が出ている箇所もございますが、それらを考慮してもこれほどまでに良い状態で残されている物は稀で、希少性の高い逸品です。
Bois durciと呼ばれる天然の樹脂と雄牛の血を混ぜて固めた素材のフレームに納められた鏡。
これまではフレームのみのご紹介が多かったのですが、今回の買付で初めて鏡付きのものと出会いました。
鏡は当時のオリジナルで、フレームの形通りの、複雑に面取りされたものとなります。
優雅にうねる曲線が波の如く草花を携えて、フレームを取り囲む大胆なデザインは、1800年代当時の上流階級に愛された、エレガントさとシックな趣が同居した知的な雰囲気。
立てかける為のスタンドは失われておりますが、壁掛けの金具は健在で、問題なく機能致します。
中央の花の花弁、右側面の中央部当たりにあたり傷がございますが、他に目立つ様な大きな傷はなく、良好な状態です。
経年の変化により、お色がまだらになっておりますが、大理石の様な雰囲気でかえって味わいがございます。
鏡部は経年の変化により多少の曇り、及び細かな擦り傷がございます。
ギリシャ神話に登場する半馬半魚の幻獣であるHIPPOCAMPUSモチーフ。
BOIS DURUCIと呼ばれる、樹液と雄牛の血を混ぜて高圧高温にて固めた素材製。
HIPPOCAMPUSは学名でタツノオトシゴ属と、また脳の器官である海馬と同じ語となります。
波の様なうねるボディに、鱗の一枚一枚も丁寧に表現された尾っぽが、フレームに絡み付くように半周を描いています。
これまで扱ったきたBOIS DURUCIのフレームの中でも突出したテーマとデザイン性で、なかなかお目にかかれない稀な逸品となります。
経年の変化による小傷や微妙な反り、等はございますが、本体に関しては大きな傷や欠けはなく大変良好な状態です。
※フレーム窓部の4隅/裏部に亀裂がございますが拡がるおそれはございません。
※正面左上、手の先辺りに傷を補修した跡がございます。
※スタンドのストッパーが欠如しているため、大きく開いてしまいます。
※オリジナルのガラス板は失われていたため、高品質の2mm厚のアクリル板を新調致しましたので、こちらをお付け致します。
※撮影用にフレーム内に青い紙を入れておりますが、こちらは付属致しません。
BOIS DURUCIと呼ばれる樹液と雄牛の血を高圧高温で固めた素材製のフレーム。
ナポレオンⅢ世スタイルのシックでエレガントなデザインが、小さいながらも美しい彫りで表現されています。
当時の富裕層の間で流行した名刺サイズの写真を納めるのに丁度良いサイズで、かつては記念の一こまが納められていた事を想像します。
付属品は、裏蓋に錆がでてはおりますが、当時のオリジナルの曲面ガラス板が残っており、納めた像が立体的に見える工夫が施されています。
スタンド/壁掛けの為のリングも問題なく機能致します。
※裏蓋をとめる金具を後年に取り替えた際に、フレームの正面から釘止めをした後がございます。
デザインの中に埋もれておりますので、目立ちませんが、くぎの頭が残っております。
エンジェルモチーフのオーバル型ミニフレーム。
これまで扱ってきた中で初めてのサイズです。
小さいながらも、エンジェルのディテールがきいております。
数カ所に欠けが見られますが、大きく損傷はしておりませんので、飾って楽しまれるには良いかと思います。
オーバル型のフレームに寄り添うように配されたエンジェルは、腰からしたがアカンサスの葉になっており、フレームを取り巻くデザインになっております。
上部と最下部のディテールはナポレオンⅢ世時代の特徴的な意匠があしらわれております。
左の天使の左の羽根の上部に小さな欠け/右の天使の右側の羽根に目立つ欠け/下部の両サイドのモチーフがそれぞれ欠けております。
裏蓋に付属するスタンドと壁掛け用の丸管が失われおります。
本来付属していたガラス板が失われております。
当時の名刺サイズの写真を納めるのに丁度良いタイプ。
小さな欠けがございますが、オリジナルの付属品も残っているほぼ完品に近い状態です。
流れる様な植物のモチーフの中に、薔薇の花があしらわれております。
当時のオリジナルのガラス板は僅かにドーム状に湾曲しており、納めた写真が立体的に見えるように工夫されております。
本体の色つや、付属のガラス板、裏蓋及びスタンドと壁掛け用のリングは問題なく機能いたします。
正面からは殆ど分かりませんが、上部のモチーフの右側に流れている葉っぱのモチーフの先端に欠けがございます。
※見本に入れたお写真は付属致しません。
Grand Cadre photo en bois durci
FRANCE
1800年代中期
フレーム部 幅 19×28㎝
厚み 2㎝
窓部 9.5×13㎝
SOLD
ポストカード等を納めるのに丁度良い、大きめサイズ。
以前同じものをご紹介させて頂きましたが、今回のはスタンドは失われておりますが、裏蓋がついております。
全体的にシャープなデザインで、男性的な印象が致しますが、渦巻き状のモチーフ等との組み合わせにより、エレガントに仕上がっております。
擦り傷や細かなあたり傷は見られますが、本体の欠けは全くなく、非常に良い保存状態です。
裏蓋に付属するスタンドは失われておりますが、壁掛け用のリングは健在です。
また、裏蓋を止めるパーツが1カ所失われておりますが、他の部分で止める事が出来ますので、機能的には問題ございません。
ガラス板は失われております。
Bois durciのフォトフレーム。
これまでご紹介してきた物の、3〜4倍の大きさのとても大きなタイプになります。
お色目は茶系となり、大理石の様な雰囲気がシックで、黒系と比べると威圧感は少ないかもしれません。
小さな羽根を持つ天使はトップでメダルを掲げ、両サイドの柱にはこぼれ落ちる薔薇の花があしらわれております。
下部のセンターには、静かな眼差しの女神が微笑んでいるかの様に見えます。
経年の変化により、表面が枯れた様な質感となっておりますが、大きな損傷等は無く、保存状態はトップクラス。
オリジナルの裏蓋は立てかける際のストッパーとなる紐がちぎれている他は、問題なく機能し、壁掛け用のリングも健在。
また、オリジナルではなさそうですが、ガラス板も付属致します。(こちらは真っ平らなガラスになります)
正面向かって左側の脚及び最上部に擦り傷が見られますが、雰囲気を損ねる程のものではございません。
BOIS DURCI製の小さなフレーム。
四隅にデザインが入った長方形のフォルムに、リボン、薔薇、アカンサスのモチーフが散りばめられておりますが、バランスよく配されているため、うるさくなく、エレガントでシックな印象となっております。
フレーム部の損傷は皆無で、制作時当初からの小さな白っぽいスポットが、上部左側の薔薇の花弁及び、右上のダリアの様な花の花弁に小さく見られますが、ダメージではございません。
オリジナルのガラス板及びスタンドが付属しておりますが、ガラス板には隅に小さなチップがあり、スタンドは90度程まで開いてしまいますので、テーブル上にセットする場合は少し注意が必要です。
スタンドは錆に覆われておりますが、壁掛け用のリングは問題なく機能致します。
BOIS DURCI製の小さなフレーム。
トップのアカンサスモチーフより流れ落ちる蔦がフレーム部を覆い、両サイドトップには、松明(たいまつ)を模したデザインがポイント。
どことなくデカダンスな香りが漂う雰囲気は、世紀末のパリならではのエスプリによるものでしょう。
絶妙なバランスのオーバルのフレームは、オリジナルの凸面ガラスの立体的な効果により、納めた肖像画がよりドラマティックに映るよう計算されております。
フレーム部の損傷は皆無で、オリジナルの凸面ガラスが残っている事も奇跡と言えます。
ガラス板には小さな気泡が見られますが、150年前の空気を閉じ込めた証としてお楽しみ下さい。
スタンドは90度程まで開いてしまいますので、テーブル上にセットする場合は少し注意が必要です。
スタンドは錆に覆われておりますが、壁掛け用のリングは問題なく機能致します。
BOIS DURCI製の小さなフレーム。
全体的なシルエットは四角く、スッキリとしておりますが、フレーム部の細かな装飾が大変素晴らしい逸品です。
四隅に配された立体的な花の様なモチーフやトップの花が詰まったバスケット等、ナポレオンⅢ世スタイルによく登場するモチーフが特徴的で、エレガントでありながらもシャープな雰囲気。
このままフレームだけを壁面に飾って頂いたり、アクセサリー類のディスプレイに取り入れたりと、サイズ感を活かした使い方ができます。
※全体的に小さなあたり傷及び、下部の両脚にそれぞれ小さな欠けと、上部のバスケットの裏側に欠けがございますが、雰囲気を損ねる程ではございません。
※スタンドやガラス板等は全て失われており、フレーム部のみのご紹介となります。
※撮影時の光の加減により茶色っぽく見えますが、実際には一番最初の集合写真の様な真っ黒のお色となります。
カメオモチーフのBOIS DURCI製のフレーム。
手のひらサイズの小振りなフレームでありながらも、カメオを取り巻くリボンモチーフと植物のガーランドなど、典型的なナポレオン3世の様式を余す所無く、美しく繊細に表現しております。
カメオはよく見ると、上部にリングが着いているデザインになっておりますので、ネックレスである事が分かります。
当時の貴婦人の首元を飾ったネックレスは、チェーンのタイプよりもベルベッド等の柔らかな質感のリボンを用いて、チョーカーのように首元に巻き付ける様な感じの物が主流でした。
フレームのシャープな線と流れる様なリボン・植物のディテールにより、静と動が見事に調和しております。
オリジナルのガラスは失われておりますが、スタンドを兼ねた裏蓋は問題なく機能し、付属のリングによって壁に掛けて飾る事も可能となります。
※裏蓋の表面にうっすらと錆が出ておりますが、ご使用に問題はございません。
※リボンモチーフの一部欠け及び、リボンの一部に白い変色がございます。カメオに向かって右上(後頭部の上部)部となります。
※フレームの陰影が分かりやすいように露出をあげて撮影しているいるため白っぽく見えますが、実物はマットな真っ黒のお色となります。
カメオモチーフのBOIS DURCI製のフレーム。
手のひらサイズの小振りなフレームでありながらも、カメオを取り巻くリボンモチーフと植物のガーランドなど、典型的なナポレオン3世の様式を余す所無く、美しく繊細に表現しております。
カメオはよく見ると、上部にリングが着いているデザインになっておりますので、ネックレスである事が分かります。
当時の貴婦人の首元を飾ったネックレスは、チェーンのタイプよりもベルベッド等の柔らかな質感のリボンを用いて、チョーカーのように首元に巻き付ける様な感じの物が主流でした。
フレームのシャープな線と流れる様なリボン・植物のディテールにより、静と動が見事に調和しております。
オリジナルのガラスは失われておりますが、スタンドを兼ねた裏蓋は問題なく機能し、付属のリングによって壁に掛けて飾る事も可能となります。
※裏蓋の表面にうっすらと錆が出ておりますが、ご使用に問題はございません。
※フレームの陰影が分かりやすいように露出をあげて撮影しているいるため白っぽく見えますが、実物はマットな真っ黒のお色となります。
珍しいジャポニスムスタイルのBOIS DURCIのフォトフレーム。
1800年代中期から興った東洋趣味/日本趣味は特に芸術家や知識層に好まれ、家具、陶器、織物、絵画等の工芸品などにそのモチーフが使われました。
また、フランス第二帝政の皇帝であるナポレオン3世(在位:1852年 - 1870年)は、シックな黒い家具、東洋趣味を愛し、それらの意匠を取り入れた当時のスタイルをナポレオンⅢ世スタイルと、称しています。
中央部のシャープなフレームを囲むように配された竹モチーフは、トップ及び下部で、絡み合うロープでオーナメントと共に固定されているという、複雑なデザインで構成されており、単なる東洋趣味だけに陥らず、西洋的なモチーフとの融合が見事に表現されています。
天然由来の素材ならではのしっとりとした質感と艶が、竹をより本物のように見せています。
※向かって正面の左上の竹モチーフの角に欠けがございます。
※裏蓋は全体的に錆が出ておりますが、スタンド、壁掛け用の付属のリングは健在で、問題なくご使用頂けます。
※当初は付属されていたガラス板は失われております。
天然樹脂であるGUTTA PERCHA(別名BOIS DURCI)製の小さなフォトフレーム。
ナポレオンⅢ世の時代のスタイルが色濃く反映されているエンジェルと女神のモチーフが大変美しく、保存状態も完璧に近い逸品です。
両サイドの柱中央部のバラのモチーフも大変エレガント。
黒に近い焦げ茶色のボディーはGUTTA PERCHA独特の艶により程よく輝いています。
作られた当時に一般に普及しはじめた写真を納める為に作られたもので、名刺サイズ程の写真館で撮影した肖像写真等を飾っていました。
オリジナルの付属のガラス板は微妙にカーブしておりますので、納めた写真が立体的に見えるしかけになります。
裏蓋は経年の変化で錆がうっすらと出ておりますが、留め金や壁に掛ける為のリングも健在で、問題なくご使用頂けます。
デザインもさることながら、付属品に至るまで完璧に残されているものは大変貴重で、滅多にお目にかかる事が出来ないレアなアイテムと言えます。
天然樹脂であるGUTTA PERCHA(別名BOIS DURCI)製の小さなフォトフレーム。
1800年代中期に作られたこちらのフレームは、流れる様な優美なラインと植物の組み合わせがまさしくロココスタイルでありながらも、間もなく到来するアールヌーヴォーの時代を予感させる、うねる女性の髪の毛を彷彿とさせます。
焦げ茶色のボディはGUTTA PERCHA特有の艶により輝き、モチーフのラインが浮き立つようです。
作られた当時に一般に普及しはじめた写真を納める為に作られたもので、名刺サイズ程の写真館で撮影した肖像写真等を飾っていました。
木製の裏蓋兼スタンドは問題なく機能し、壁掛け用の丸管も付属しております。
※スタンドの脚の右側に亀裂が見られますが補修されております。
後年になって新調されたと思われるガラス板が付属致します。
フレームの最上部に1カ所欠けがございます。
縦長の風変わりな形状のこちらは、温度計のフレームになります。
1500年代末にガリレオ・ガリレイによってその起源がある温度計は、1800年代にも今のようにテレビやラジオ等で予報があるわけではございませんでしたので、日々の気候を知る手がかりとして、非常に重要なツールであった事でしょう。
一見すると手彫りのように見えますが、木製の支持体に石膏の様な素材で型取りしたレリーフを乗せて作られております。
同時代の絵画用のフレームや、聖水盤と呼ばれるキリスト教徒が自宅に飾る、聖水を入れる容器に付属する聖人像を納めるフレームなどに使われていたものと同じ仕様になります。
本来納まっていた温度計は既に失われておりますが、主無き後に美しさが見いだされ、新しい命を発見されるというのは古物ならではの面白さがあるかと思います。
裏側の上部に小さな釘が着いており、こちらに紐をかけて壁に飾る事ができます。