メタルプレートのリーフモチーフフレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
フレーム部は金属製で薄い鉄板をプレス加工して立体的に作られております。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、変色していたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
本体裏部に裏蓋をとめるための爪がございますが、折れる可能性がございますので動かさないほうが良いかもしれません。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
ナポレオン3世スタイルの楕円型フレーム。
フレーム部は木製で波型の模様が刻まれ、漆黒の塗装が施されております。
フレーム部に亀裂が数箇所見られますが、表面のみで裏側にはとどいておりませんので、すぐに壊れてしまうというような事はございません。
ガラス板は購入時より本体に釘で軽く留められておりますが簡単に取り外すことができ、ガラス表面に細かな傷はございますが、ヒビや亀裂などはございません。
裏側の溝は四角と丸に掘られており、工夫が施されております。
購入時より裏側についていた封の紙片はそのままの状態でのお渡しとなります。
裏面に釘や虫食い穴の跡がございます。
ギリシャ神話に登場する半馬半魚の幻獣であるHIPPOCAMPUSモチーフのフォトフレーム。
BOIS DURUCIと呼ばれる、天然の樹液を高圧高温にて固めた素材製となります。
波の様なうねるボディに、鱗の一枚一枚も丁寧に表現された尾っぽが、フレームに絡み付くように半周を描き、幻想的でありながらも漆黒のややマット感のあるツヤにより落ち着いた印象となります。
これまで扱ってきたBOIS DURUCIのフレームの中でも突出したテーマとデザイン性で、以前同じものを1度取り扱いいたしましたが、滅多にお目にかかれない得意なモチーフで稀な逸品となります。
経年の変化による小傷や微妙な反り、スタンド/オリジナルのガラス板の欠如等はございますが、本体に関しては大きな傷や欠けはなく大変良好な状態です。
右側のうねりにあたり傷がございます。※写真をご参照ください。
壁掛け用のオリジナルのリングが付属しておりますが、フレームのバランスが左右で異なるため、若干傾きます。
壁面に飾る際は裏側に両面テープや壁面を傷つけない粘着剤などで傾きを調整してください。
オリジナルのガラス板は失われていたため、高品質の2mm厚のアクリル板を新調致しましたので、こちらをお付け致します。
裏蓋を固定するための3箇所の金具のうち最下部の先端が折れておりますが、固定することは可能で固定する金具のネジが若干緩んでおりますので(閉めることは出来ません)不安な場合はテープなどで固定することをお勧めいたします。
撮影用にフレーム内に白い紙/ポストカードを入れましたが、こちらは付属致しませんのでご了承くださいませ。
メタルプレートのリボンモチーフフレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
フレーム部は金属製で薄い鉄板をプレス加工して立体的に作られ、紙製の裏蓋が装着されております。
兄弟の写真はオリジナルと思われ、リボンのモチーフと相まってとても愛らしいです。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、塗装が剥がれていたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
本体と紙蓋を止めている爪部は折れ目が弱っているため開閉はできませんが、裏面の上部の隙間より写真とガラス板を取り出す事は可能ですので、お好きな写真や絵に入れ替える事は可能です。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
メタル製の写真フレーム。
ナポレオン3世時代のもので、当時のカード状の写真をおさめる仕様となっております。
透し彫りのフレーム部には線刻が施されており、上部のエンブレムにT・E・Cと刻まれております。
フレーム部は金属製で同素材の裏蓋は、下部からスライドして装着する仕様となり、蓋に本来装着されていたスタンドが失われておりますが、裏側の上部に丸管がついておりますので壁掛けは可能です。
フレーム部は経年の変化でうっすらとサビが出ていたり、塗装が剥がれていたりしますが、古物の雰囲気として楽しめる範囲で、使用には問題ございません。
また、付属のガラス板はオリジナルと思われますが損傷はございません。
ゴム科の木の樹液を固めて作られた素材'BOIS DURCI’のフレーム。
トップのメダル部分を取り巻く星や株の鷲のディテールがやや男性っぽい印象でキリッとした雰囲気。
トップのメダル装飾より繋がるガーランド、下部の壺型の装飾など、細かなディテールが美しく配されております。
全体のバランスも良く端正なフォルムです。
上部のメダルのようなディテールの下部に小さな穴が空いておりましたが補修して埋めております。
これは裏蓋のネジを取り替えた際に起きた損傷のようで、裏側のネジ周りも大きくかけておりますが、
蓋のおかげで見えることはありません。
また、正面の下部、鷲のディテールの右側の少し下に擦り傷がございますが、他に大きな損傷等はなく、
全体的には良い保存状態です。
ガラス板は面取りされたものが付属されておりますが、オリジナルではないようです。
若干の擦り傷が入っておりますが目立ちません。
スタンド、壁掛け用のリングは問題なく機能いたします。
ダゲレオタイプの写真が収められた装飾の美しい額。
銀メッキした銅板に像を写しとる初期の写真技術であるダゲレオタイプは、ポジとネガが一緒になっているため、複製ができずに現物の1点しか存在しません。
肖像絵画に変わって登場した写真により、当時の貴族や富裕層がこぞって撮影に臨んだようです。
比較的1人で写っている写真が多い中で女性2人というは少し珍しい構図かと思います。
姉妹または母子でしょうか?、少女の方は機嫌が良くなかったのかしかめっ面ですが、お澄まし顔より愛嬌があっていいかもです。
そして、よく見るとこの写真にはピアスやネックレスなど、アクセサリーに金彩が施されていて、銀板状で怪しく光り輝きミステリアスな雰囲気を醸し出しております。
当然、これらの加工にも手間賃がかかっていたと思われますので、写真自体も一部の富裕層の特権であったことを考えると、写真の人物もそれなりの地位の方であったと推測されます。
花の装飾が入った額もひび割れなどが見られますが、大変美しい雰囲気でモデルの女性たちをひきたてております。
※額にヒビや小さな欠けがございますが、このまま飾っていただくには問題ない程度の損傷です。
BUIS(ビュイ/柘植)製のナポレオン3製時代のフレーム。
日本では櫛や将棋の駒などの工芸品の材料として古来より親しまれてきた柘植(フランス語でBUIS)製のフレームは、当時の最先端の技術として、貴族や中産階級に人気を博した肖像写真を収めるためのもの。
BUISは丈夫で狂いが少なく、美しい色合いから古代ギリシャではピュクシス(箱)の材料として使われ、西洋ではチェスの駒や楽器に使われてきました。
複雑な形状の外枠は、正確にカットが施された複数の山をもつ材料を幾つか組み合わせて貼り合わせております。
ナポレオン3製時代のスタイルものでありながら、当時はやった黒い意匠ではなく、柘植の自然な色目は新鮮な印象をもたらします。
内側の丸い枠は別添えとなっており、裏蓋(こちらはマホガニーと思われます)を下にスライドして写真を収める仕様となります。
スタンドが失われおりますが、残っている金具に紐などを取り付けていただき、壁にかけて飾ることが可能です。
ごく僅かな欠けがフレーム下部の左側の山に縁に1箇所、右下の内側角に1箇所ございますが、ほとんど目立ちません。
オールドローズとアイビーモチーフのフレーム。
ゴム科の樹液と雄牛の血などを混ぜ、高温高圧にて圧縮成形した素材"BOIS DURCI"製によるナポレオン3世時代のものとなります。
フレームの周囲は木で組まれた垣根にアイビーが絡みつく様子がダイナミック且つエレガントに表現され、トップには一輪のオールドローズがポイントに据えられております。
製作された当時は発明されたばかりの写真技術"ダゲレオタイプ"の肖像画を飾る目的として使われておりましたが、植物モチーフのデザインは鳥や昆虫などの版画などを納めてもさまになることでしょう。
※裏蓋、当時のオリジナルのドーム型のガラス板は付属しており問題なく機能いたします。
また、スタンド/壁にかけるための丸カンも問題なく機能いたします。
※フレーム右下の木をつなぎ合わせているようにデザインされている釘のような突起部、と最下部の足元
にわずかな欠けがございます。
Bois durci製葡萄モチーフフレーム。
繊細な葡萄のモチーフとバラの花、及びメダルがフレーム全体を取り巻き、アクセントとして金彩が施されております。
金彩はナポレオンⅢ世スタイルの代表的なスタイルでございますが、Bois durciでは珍しく、剥離もほとんどなく製作当時の姿とほぼ変わらずの状態であることは注目に値し、レアな一品と言えます。
茶色のボディーは大理石のような質感で、シックでありながらも、天然の樹脂ならではの柔らかな雰囲気はBois durciの素材感ならでは。
肖像画はもちろん、鏡を入れてお使いになられても良いでしょう。
フレーム左下の葡萄モチーフに僅かに擦り傷がございますが、他は目立つ傷や破損はなく、素晴らしい保存状態です。
オリジナルのドーム状のガラス板は健在ですが、角にチップがございます。
※フレームに収めますと見えない程度の損傷となります。
オリジナルの裏蓋のスタンドが欠損しておりますが、壁掛けとしての機能は問題ございません。
スタンドとしてお使いいただけるように、オリジナルで製作いたしましたので、同時にお付けいたします。
お写真をご参照くださいませ。
Bois durci製カーテンモチーフフレーム。
ダイナミックにうねる波のようなモチーフが全体を取り巻き、襞の質感が見事に表現されたカーテンが中央部から左側にかけて飾られております。
製作当時のオリジナルの黒に近い濃い茶色のボディーはしっとりとした艶を今もなお残しております。
フレームの所々に薔薇などの植物が添えられておりますが、甘くならずにシックな佇まいとなっているのは、Bois durciならではマチエールのなせる技。
オリジナルのガラス板が失われておりますので、高品質のアクリル板をご用意いたしました。
裏蓋は鉄製のため経年の変化によるサビが出ている箇所もございますが、スタンド/壁掛けのリングは共に健在で問題なく機能いたします。
上部の左右に小さな欠け、および右下のモチーフの先端に欠けがございますが、全体の雰囲気を損ねるほどではございません。
BOIS DURCIのフォトフレーム。
二人の天使が中央でメダイオンを掲げ、両サイドのコラムの頂上には左右で異なるモチーフのバスケット、フレーム全体をうねる植物モチーフが取り巻いており、様々なテイストが混在していながらも見事に調和しております。
四角いフォーマットに収まったバランスは、あらゆるタイプの写真や絵をひきたててくれますが、特にクラシカルなモチーフや動植物画などは雰囲気に合うことでしょう。
右下方部に製造時に出来た色が抜けている箇所と、当り傷が見られますが、他は大きな損傷はなく、150年程の時を経ていることを考えますと、大変良い状態となります。
メタル製のスタンドは経年の変化により錆びが出ている箇所がございます。
また、スタンドのストッパーが失われておりますので、脚が大きく広がってしまいますが、壁掛け用のリングは健在で問題なく機能いたします。
オリジナルのドーム状のガラス板の四隅に欠けがございますが、本体に収めると正面からは見えない程度の大きさとなります。
※欠けている部分での事故を防ぐために、鋭利な箇所を軽く研磨しております。
葡萄の葉モチーフのBOIS DURUCIのフレーム。
オーバルのボンベグラスと呼ばれる凸レンズのように膨らんだ、当時のオリジナルのガラス板が付属しており、裏蓋と壁掛け/スタンドの両用で使えるパーツも付属しております。
また、損傷や変色もなく、驚くほど保存状態のよい完品となります。
幹から伸びる葡萄の葉が、ぐるりと周囲を取り囲み、幹が脚となるデザインに加え、所どろろに配された蕾がアクセントとなっております。
葉脈や幹の部分の細かなディテールも忠実に再現され、大変美しい仕上がりは、型取りとはいえ、高い技術と丁寧な仕上げによるものであることを伺えます。
肖像画はもちろん、博物画や葡萄はキリストの血であるワインを想起させますので、宗教画などを飾られても良いでしょう。
※裏蓋は鉄製のため、経年により一部錆が出ておりますが、問題なくご使用いただけます。
※撮影のためにフレーム内に入れた紙は付属いたしません。
BOIS DURUCIのフォトフレーム。
天然の樹液と雄牛の血を混ぜて、高温高圧にて圧縮成形したBOIS DURUCIのフレームは、当時の富裕層の間で流行した新時代の記憶装置である写真の普及とともに、それらを飾る最良のアイテムとして、趣向を凝らしたデザインと美しいディテールで作られました。
当時の最先端の様式であるナポレオンⅢ世スタイルの豪華で優雅な意匠をふんだんに盛り込み、細かな部分にも妥協を許さぬ計算され尽くしたその姿は、どの角度から観ても溜息が漏れる程の出来映えです。
両サイドのコラムは古代ギリシャやローマのディテールにアラベスクをまとい、トップにはダイナミックなブリッジが中央のオーナメントへと繋がり、こぼれ落ちるエキゾチックな果物がフレームを取り囲んでおります。
また、左右対称に作られておりますが、この果物のディテールに限っては左右で違うものとなっている点は、作者の遊び心なのか大変魅力的に感じます。
美しいデザインである事もさることながら、当時のオリジナルのドーム状に盛り上がっているガラス板が現存し、裏蓋、立てかける為のスタンド、壁掛け用のリングが全て問題なく機能することにも驚きにあたいします。
フレーム本体に数カ所、150年の時を過ごす間に出来た小さな傷や金属製である裏蓋の一部に錆が出ている箇所もございますが、それらを考慮してもこれほどまでに良い状態で残されている物は稀で、希少性の高い逸品です。
ギリシャ神話に登場する半馬半魚の幻獣であるHIPPOCAMPUSモチーフ。
BOIS DURUCIと呼ばれる、樹液と雄牛の血を混ぜて高圧高温にて固めた素材製。
HIPPOCAMPUSは学名でタツノオトシゴ属と、また脳の器官である海馬と同じ語となります。
波の様なうねるボディに、鱗の一枚一枚も丁寧に表現された尾っぽが、フレームに絡み付くように半周を描いています。
これまで扱ったきたBOIS DURUCIのフレームの中でも突出したテーマとデザイン性で、なかなかお目にかかれない稀な逸品となります。
経年の変化による小傷や微妙な反り、等はございますが、本体に関しては大きな傷や欠けはなく大変良好な状態です。
※フレーム窓部の4隅/裏部に亀裂がございますが拡がるおそれはございません。
※正面左上、手の先辺りに傷を補修した跡がございます。
※スタンドのストッパーが欠如しているため、大きく開いてしまいます。
※オリジナルのガラス板は失われていたため、高品質の2mm厚のアクリル板を新調致しましたので、こちらをお付け致します。
※撮影用にフレーム内に青い紙を入れておりますが、こちらは付属致しません。